国内BAソフトウェア市場、CRMとビッグデータ解析で高い伸び--IDC Japan

ZDNET Japan Staff

2011-10-12 11:52

 IDC Japanは10月12日、国内ビジネスアナリティクス(BA)ソフトウェア市場規模の試算と同予測を発表した。2010年のBAソフトウェア市場規模は1306億200万円(前年比6.4%成長)としている。

 同社の分析で特に伸長率が高かったのはCRM分析とコンテンツ分析の分野で、CRM解析は行動分析などを指す「パフォーマンスマネジメント&アナリティクスアプリケーション」分野のうち30%を占めるに至ったと同社は指摘している。また、コンテンツ分析ツールは先行的に導入されるフェーズにあるが、ビッグデータの解析ニーズが高まり、非構造化データの解析ツールの採用が伸びると予想している。IDC Japanは、コンテンツ分析ツール市場の2010年から2015年の年間平均成長率を27.2%と予測している。

 2010年のベンダー別市場構成は、オラクル(26.2%)、SAP(11.9%)、IBM(10.7%)で、売上規模でBAソフトウェア市場の約45%を占めるデータウェアハウスマネジメントプラットフォームでオラクルは46.8%のシェアを有しているとIDCは分析している。


国内BAソフトウェア市場ベンダー別売上シェア(2010年) (データ提供:IDC Japan)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]