Microsoft Live Labsの「Photosynth」は米国時間8月20日夜、技術デモの状態から次の段階に進み、一般ユーザー向けのウェブサービスとして提供されることとなった。
これによりユーザーは、複数の写真を合成して擬似的な3D環境を作成する同技術を、自分のデジタルカメラや携帯電話で撮影し、自分のコンピュータ上で加工した写真に適用することができるようになる。これまで写真の合成には、特別に構成されたサーバアレイによる何週間もの処理が必要だった。最新バージョンでは、Microsoftはこの処理時間を、写真をアップロードする時間程度に短縮することに成功している。
Microsoftはユーザーに対し、Photosynthコレクション用の20Gバイトのオンラインストレージを提供している。Photosynth担当製品マネージャーであるJoshua Edwards氏によると、これは、約150〜200枚の写真から構成された「synth」を60個以上十分に格納することができ、これがEdwards氏が呼ぶところの「synthy」、つまり最適な使用感を得るために推奨されるハイエンド側の容量サイズであるという。かなり高度なコレクションを作成したいユーザーには追加の容量が提供される。
筆者はこの数日間、独自のPhotosynthを構築しようと試み、3つめの試作でやっと正しく作成するための要領をつかんだ。Microsoftはこれを驚愕的な3D擬似環境を構築するための手段として大々的に宣伝しているが、それよりも筆者はこれを、高画質な一眼レフカメラに大金をかけなくても壁や部屋の非常に細かい画像を表示するずっと簡単な方法であると主張したい。Photosynthは、どのような解像度の写真に対しても処理が可能である。
Photosynthについて最も感心させられたことの1つは、これが驚くほど高速であるという点である。普通のブロードバンド接続で即座に大きなサムネイルが表示され、データがピクセルを埋めていくにつれ、それが直ちに鮮明な画像となる。ある領域をどんどん拡大していくと、かなり解像度の高い写真に対してはさらに鮮明な画像が表示される。
Photosynthを支えるストリーミングとレンダリング技術は、Microsoft Live Labsによるもう1つのプロジェクト「Seadragon」である。ユーザーは、他人のsynthを参照する際には必ずSeadragonベースの特別のプラグインをダウンロードする必要がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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