Hadoopが秘める可能性:オンプレミスでもクラウドでも使えるプラットフォームの魅力

鵜澤幹夫

2009-11-05 22:18

 ニューヨークで10月2日、「Hadoop World:NYC 2009」が開催された。

 Hadoopとは、GoogleのMapReduceとGoogle File System(GFS)のオープンソース実装。YahooやAmazonなど各種のサービスプロバイダーで利用されており、ペタバイト世界に対応するためのプラットフォームだ。

検索以外での利用に大きな可能性を秘めるHadoop

 検索エンジンのためのフレームワークがこれほどまでに注目される理由は、その守備範囲の広がりに大きな可能性が見出されているからだ。

 たとえば、ウェブから集めてきたデータを、検索とは別の方向性で分析することが可能。また、各種ログデータの解析、遺伝子工学におけるゲノム研究といった分野にも適用できる。つまり、ウェブ以外をソースとしたデータの解析に応用することも可能なのだ。

 これまで、こうした分野にはリレーショナルデータベース(RDB)が利用されてきた。たとえば、クラウドコンピューティングの分野では、SQL Azureのシングルデータベースを10ギガバイトを上限とするような制約が生じる。

 しかし、MapReduceフレームワークでは、Googleが20ペタバイト、Yahooが4ペタバイトを日々分析しているという。

 Hadoop World 2009は、こうしたリニアなスケールを持つHadoopのコントリビューターとユーザーが一堂に会し、そのテクノロジーと利用形態を発表する場として位置づけられている。

オンプレミスでもクラウドでも活用できるHadoop

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2027年開始のSCS評価制度にも対応。「業務を止めない」ファイル暗号化の最適解

  2. セキュリティ

    Gmail標準機能だけでは防げない誤送信・なりすまし。操作性を変えずに組織のメール統制を固める方法

  3. セキュリティ

    製造業の情報漏洩をどう防ぐ?CADデータ・USB運用・ネットワーク分離環境のセキュリティ強化を解説

  4. セキュリティ

    AIを武器化する攻撃者にどう立ち向かうか。1,000名のリーダー調査で迫る「5つのリスク防御論」

  5. ビジネスアプリケーション

    なぜAIエージェントはPoCで停滞するのか? 本番稼働を実現する統合アプローチを解説

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]