安全・安心なユビキタス社会の実現―NEC - (page 3)

宮本利明 2007年11月14日 15時40分

環境とITソリューション

 環境活動としてNECは「2010年度にCO2排出を実質ゼロ」を2002年に発表している。ここで定義しているCO2排出量とは、ユーザーがNEC製品を使用したことで発生する排出量とNECが生産活動中で生じる排出量である。これに対するCO2削減量とは、NECのITソリューションの提供を通じたユーザー、社会でのCO2排出量を削減することを指す。「Co2排出量−Co2削減量=ゼロ」という計算式だ。

 こうした取り組みを展開してきている同社はすでに、これまで培ってきたノウハウをもとに「環境経営のノウハウを環境ビジネスへ」という次の段階へシフト使用としている。

 同社は、2007年5月に環境ソリューション事業強化を発表している。ユーザーの視点で環境業務を4つに体系化してソリューションを形成している。その4つとは「ITで考える・ITで識(し)る・ITで律する・ITで癒す」である。環境ソリューションの提案件数を、同社は社員に課しており、事業強化への取り組みは時代のニーズとともに社員の意識もあると言えるのかもしれない。

 NECの、安全・安心なユビキタス社会への実現に取り組む企業姿勢の一部を垣間見た時、継続性に加えて、グローバル企業とは言っても、一企業から始まるスパイラルは日本の総力を呼び覚ますフックになるかは、2010年のエンタープライズコンピューティング市場の動向を見た時に答えがあるはずだ。

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