日本アイオナテクノロジーズは12月6日、京セラのウィルコム向けPHS端末に「Orbix」が利用されていることを明らかにした。
京セラは、CORBA製品であるOrbixを携帯端末の中の分散アプリケーション環境基盤として利用し、端末に組み込むソフトウェア開発環境を強化。結果、新しい携帯端末の開発期間を大幅に短縮した。
Orbixを利用して開発されたAH-K3001Vが標準的なWebブラウザを搭載した携帯端末として成功を収めたことを受け、2005年9月に出荷されたAH-K3002VにもOrbixが搭載されているほか、インターネット接続を強化した新機種WX310KおよびWX300KにもOrbixが採用されている。