大日本印刷(DNP)は4月5日、通販事業の総合支援サービス「DNP通販総合サービス」を開始したと発表した。通販市場への新規参入や、規模拡大を計画する企業に向け、コンサルティング、ECサイト構築および運用支援、プロモーション支援などの各種サービスを提供する。
コンサルティングサービスでは、通販事業の規模や顧客獲得数、継続率、コストなどを試算し、その結果に基づいて改善点などのレポートを作成する。ECサイトの運営状況も診断し、ユーザーの行動やアクセス経路の分析をする。
また商品の画像や名称、価格といった情報を一元管理するデータベースシステム「Image PocketEC」を提供する。カタログやチラシ、ECサイトなどでこれらの情報を利用する際、校正作業などの運用負荷を軽減するという。あわせてECサイトの構築および運用ASPサービス「CommerceLine ShopPackage」も提供する。
このほか2次元コード付きのチラシを利用した広告サービスを用意。ユーザーが携帯電話のカメラで2次元コードを読み取り、プロモーション用サイトにアクセスすることで、懸賞応募や資料請求、アンケートへの回答などをできるようにする。
DNPでは、この総合支援サービスをドラッグストアチェーン大手のマツモトキヨシに導入した。今後は2008年3月までに1000社の顧客を獲得し、約60億円の売上げを目指す。