• メールアドレス:
  • パスワード:

ネットスイート、新しい開発プラットフォームを発表--SaaS型アプリの開発を支援

文:Martin LaMonica(CNET News.com)
翻訳校正:編集部
2008/02/29 17:27

 NetSuiteは米国時間2月28日、パートナー企業を通じて業界特化型アプリケーションを提供する戦略の一環として、独自のオンライン開発プラットフォームを新たに発表した。

 このNetSuite Business Operating System(NS-BOS)と呼ばれる新しい開発プラットフォームは、NetSuiteの既存のホスト型開発プラットフォームに機能を追加したもので、特に注目すべきは、SuiteScript D-Bugと呼ばれる統合型コードデバッグツールだ。このSuiteScript D-Bugは、3月から提供が開始される予定。

 NetSuiteがNS-BOSのターゲットにしているのは、特定業界の専門知識を有し、サービスとしてのソフトウェア(SaaS)の開発を目指している独立系ソフトウェアベンダー(ISV)だ。NetSuiteは特に、ホスト型プラットフォームを開発する必要があるクライアント/サーバアプリケーションプロバイダーに積極的に売り込もうとしている。

 NetSuiteの言う垂直的な業界販促活動の一環として、同社は業界ソリューション担当バイスプレジデントとしてMichael Ni氏を招いた。Ni氏は、ISVとの事業展開の指揮を取る。

 NetSuiteの最高経営責任者(CEO)であるZach Nelson氏によると、NS-BOSの主な目的は、企業の会計、販売、企業資源計画(ERP)用アプリケーションをカスタマイズすることにあり、その点がNetSuiteの開発戦略と同社の主要ライバルであるSalesforce.comとの相違点だという。

 「われわれは、開発者が任意のアプリケーションを開発するインターネットオペレーティングシステム(OS)の話をしているのではない。これはまさに、NetSuiteに組み込まれたビジネスアプリケーションを開発するということだ」(Nelson氏)

 このツール自体は無償で提供されるが、アプリケーションの売り上げはNetSuiteとISVで分け合う。Nelson氏によると、分配の割合はアプリケーションプロバイダー次第だが、NetSuiteのアプリケーション価格のおよそ5割になる可能性が高いという。

 今後、NS-BOSと競合するのはSalesforce.comのForce.comプラットフォームだけではない。Bungee LabsやCogheadの製品など、ホスト型開発プラットフォームの数は増加傾向にあり、NS-BOSはそれら全てと競合することになる。またパッケージアプリケーションプロバイダーのSAPとOracleもカスタマイズ可能なホスト型プラットフォームを提供している。

 独立系開発者たちは、自分たちのツールではなく、NetSuiteアプリケーションと密接に関係しているNS-BOSを使用することに多少抵抗があるかもしれない、とNelson氏は語る。

 しかし同氏は、ビジネス上の観点から見れば、NS-BOSはホスト型インフラストラクチャーの利点を享受できるとともに、NetSuiteプログラマーたちと同じツールを利用できるというメリットがある、と付け加えた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ


この記事を読み解くキーワード:
ソフトウェア開発
開発環境
ZDNet用語検索
企業情報
キーワード
関連ホワイトペーパー
関連製品

注目記事

企画特集

「未来の、その先」をどう提言していくか「未来の、その先」をどう提言していくか
クラウドコンピューティングが導く新しいシステム
DELL連載第4回〜「Microsoft System Center」DELL連載第4回〜「Microsoft System Center」
PowerEdgeサーバに最適な運用管理ソリューション後編
Techno ExchangeTechno Exchange
全体最適化で進めるCTCのグリーンIT戦略
今知るべき仮想化情報今知るべき仮想化情報
インフラからアプリケーションまで、これを知らずに仮想化は語れない
ZDNet Japan Green ITZDNet Japan Green IT
洞爺湖サミット目前!環境に配慮したGreen ITとは?
ブログ RSS Feed
洞爺湖と環境と私
裏方の裏方日記〜日々是広報 2008/05/20 12:57
プロがなぜ、二次創作を願うのか--Gacktが歌い、三浦建太郎が描く「がくっぽいど」
ミュージシャンのGacktさんと漫画家の三浦建太郎さんという2人のプロが参加しながらも、ユーザーが自由に作品を公開できるという歌声合成ソフト「がくっぽいど」。この開発経緯を開発元に聞いた。
iPhone、月額通信料金は7280円からに--ソフトバンクモバイルが発表
UPDATE ソフトバンクモバイルはiPhoneの通信料金プランを発表した。月額980円のホワイトプランに、データ定額制プラン「パケット定額フル」、「S!ベーシックパック(i)」をあわせ、月額7280円からとなる。
ジョブズ氏引退後のアップルを考える
カリスマ的な創業者が社を去った後、会社の業績が低迷する事例は、ハイテクだけでなく、さまざまな業界で見られる。アップルは「ジョブズ氏後」に備えているのかどうか検討する。