インテル、高性能コンピューティングの研究でフランスの機関と協力

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:中村智恵子、福岡洋一

2009-11-20 11:34

 現在のIT業界が直面している大規模コンピューティングの課題を研究するため、Intel Labs Europeがフランスの3つの機関と協力することが現地時間11月18日に明らかになった。

 新たに設立されるExascale Computing Research Centerでは、現在最速のスーパーコンピュータに比べて1000倍以上という計算能力をもつマシンを研究する計画で、Intelは3年間の提携に数百万ドル規模の資金を投じると同社は述べている。

 フランス原子力庁(CEA)、大型集中計算施設(GENCI)、ベルサイユ・サン・カンタン大学もIntelと協力して研究を進めるという。

 Intel Architecture Groupでセントラルアーキテクチャおよびプランニングのゼネラルマネージャーを務めるSteve Pawlowski氏は、声明の中で次のように述べている。「フランスはヨーロッパにおける高性能コンピューティング研究を牽引する重要な役割を担ってきた。われわれがこの3つの機関と協力することを選んだのは、エクサスケールでの高性能コンピューティングにおいて世界的水準のソフトウェア能力を有しているからだ」

 今回の提携は、司法面で苦しい立場に立たされているIntelにとって企業イメージを高める機会にもなる。同社は欧州委員会から独占禁止法違反の裁定を受け、10億6000万ユーロ(約15億8000万ドル)という制裁金を不服として上訴している。また、ライバル企業AMDとの独占禁止法違反をめぐる訴訟では、和解が成立したばかりだ。

 Intel Labs Europeは欧州で900人の研究者を雇用している、とIntelは述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    レガシーデータ基盤からの脱却が AI 活用の鍵--先進企業に学ぶクラウド移行の成功事例

  2. ビジネスアプリケーション

    AI 人材育成を単なる研修で終わらせない--事業を動かす AI スキル構築の 5 つのステップ

  3. ビジネスアプリケーション

    汎用 AI をビジネス仕様に。業務データを活かす AI アプリ開発の新しい前提「データ基盤」

  4. 仮想化

    コンテナ化だけで十分なのか。商用パッケージ運用の負荷を左右するOpenShiftの価値

  5. 経営

    月15万円から始めるSOC。セキュリティ人材を雇えない企業の、取引を止めない経営判断

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]