富士通は6月22日、実効性能1ペタフロップスを超える次世代スーパーコンピューティングの実現に向けた取り組みを推進していくと発表した。
1976年よりスーパーコンピュータを開発してきた同社では、2004年10月に富士通研究所へ「ペタスケールコンピューティング推進室」を設置。自社開発プロセッサを使用した次世代半導体や低消費電力化などの要素技術開発に着手している。今回は、国際的な産業競争力の維持と世界レベルの最先端の研究開発を支えるため、ペタフロップス級スーパーコンピューティングの実現に取り組むというものだ。
同社では今後、国立大学法人九州大学、福岡県産業・科学技術振興財団、九州システム情報技術研究所との共同研究により、光スイッチ技術をはじめとした高性能かつ高速なインターコネクトの新たな要素技術開発に取り組むという。