日本SGIは8月3日、Intel Itanium2プロセッサを搭載し64ビットLinuxに対応した「SGI Altix」シリーズのエントリーマシンとして「SGI Altix 330」を追加すると発表した。
「SGI Altix 330」はAltixシリーズの第3弾となる。エントリー分野をカバーする製品が追加されたことで、エントリーからハイエンドまでをカバーするファミリー製品群として、ユーザーが要求に合わせて選定することができるようになった。
新製品はエントリーモデルでありながら、同社のスーパーコンピュータと同一のAltixシステムのアーキテクチャを採用しており、柔軟性と単一の共有メモリシステムで最大16CPUまでの拡張性を持っている。ギガビット・イーサネットやInfinibandなどのインターコネクトを利用してクラスタ化し、数百CPU規模のシステムにも拡張可能だという。筐体は1Uサイズであるため、効率的な設置を行うこともできる。
価格はIntel Itanium2プロセッサ2CPUと2GBのメモリ、160GBのシステムディスク、SUSE Linuxライセンスという最小構成で191万5000円から。同時にワークグループ向けストレージ「SGI InfiniteStorage S330」も発売されており、こちらは2.8TBのディスク容量と256MBキャッシュ、管理ソフトウェアライセンスという最小構成で、284万円からとなっている。