カリフォルニア州コロナド発--米国時間5月15日、Michael Dell氏は、約1カ月後にDellが発売を予定しているビジネス用ノートPCについて、その一部を公開した。
当地で開催中の「Future in Review」カンファレンスにおいて、Dell氏はカンファレンスを取り仕切るMark Anderson氏とPC市場の将来に関する対談を行った。Dell氏は「Latitude D420」を携えて壇上に上がり、対談の冒頭で同製品を紹介した。D420は、他のLatitudeシリーズのノートPCと比べて軽量で、Intel製のデュアルコアプロセッサと12インチディスプレイを備えている。また、Dell氏によれば同製品はモバイルブロードバンドネットワークにも接続可能だという。
同製品のさらに詳しい仕様や価格について、Dell関係者はコメントを控えている。
ノートPCは、過去数年間におけるPC業界の成功に大きく貢献してきた。Dell氏はモバイルブロードバンド接続が将来、現在のWi-Fiチップと同じくらい身近なものになるだろうと述べている。また、これを実現するのが、 今後発売されるLatitude D420に搭載されたチップを利用した携帯ネットワーク接続になるかもしれないし、今後登場するWiMax対応チップになるかもしれないと同氏は述べる。また同氏は、今後5年以内には、平均的なビジネス用のノートPCが、現在何千ドルもするハイエンドのワークステーションと同等の処理能力を持つようになるだろうとも予測している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ