NECは7月14日、米Netezzaのデータウェアハウス(DWH)向け装置「Netezza Performance Server(NSP)」の販売を開始した。DWHで必要とされるサーバ、データベース、ストレージの機能を1台でカバーできる。税別価格は4000万円台からとなる。
NSPは、DWHの基本構成要素となるサーバ、データベース、ストレージという機能をまとめて提供する専用装置。「NPS8150z」というモデルの場合、1台に112個のデータ検索処理専用システム(SPU)を搭載し、Netezzaの非対称型並列処理技術などにより、「テラバイト級の大容量データを、他社の大規模DWHシステムと比べ最大50倍の速度で分析できる」(NEC)という。
NPSはストレージも装置の一部として提供するため、ストレージ構成管理などが不要となり、運用および保守コストの削減につながる。データ分析に使うビジネスインテリジェンス(BI)ツール向けインターフェースを公開しており、ユーザーは使用するBIツールを選べる。
NECでは、今後3年間で50システム、30億円の販売を目指すとしている。