Googleは「Google Apps」にビデオ機能「Google Video for Business」を加える。トレーニングや社内のコミュニケーションを支援する機能として企業顧客にアピールするだけでなく、ビデオホスティングを容易にする点も売り込む狙いだ。
Googleの幹部が先週、CNET Newsに語ったところによると、GoogleはYou Tubeで開発したいくつかの技術を、企業向けに手直ししたという。Google Video for Businessは、これまでのオフィスソフトウェアをクラウドコンピューティングサービスに変えていこうとするGoogleの取り組みの一環となる。
GoogleのプロダクトマネージャーディレクターMatt Glotzbach氏によると、企業の従業員はGoogle Video for Businessを利用して、You Tubeに動画を掲示する感覚で動画を掲示、共有できるという。
「これは、企業向けのユーザー生成ビデオと思えばいい」とGlotzbach氏。
Googleが提供しているデモビデオでは、Google従業員が同サービスをどのように利用しているかをレポーターが紹介している。Google Video for Businessは、米国時間9月2日にリリースされる予定だ。
このデモビデオで、あるGoogleの幹部は、四半期の業績についてまとめたものを電子メールで部下に配信する代わりに、四半期について自分が意見を述べたビデオを掲示した例を説明している。この手法は、「特に、遠隔のオフィスで働くGoogle従業員にとっては」、電子メールを送るよりも受け入れやすい、とデモビデオのレポーターは述べている。
Google Video for Businessには、「Scene Browser」というクールな機能がある。サムネイルを表示し、ユーザーがこれをクリックしてビデオコンテンツ中の特定のコマに飛べるというものだ。こんな機能がどうしてYou Tubeにはないのだろうかと思ってしまうほどよくできた機能だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ