Mozilla Foundationは、「Firefox 3.6」の公式の機能リストを発表した。これは、同バージョンでの変更点について知る必要のある、プログラマー向けのガイドという形をとっている。
Firefox 3.6開発者ガイドには、メニューバーを自動的に隠す機能が記載されている。この変更点は、Mozillaが「Firefox 3.7」や「Firefox 4.0」向けに模索し始めた、より質素なFirefoxユーザーインターフェースデザインと一致するものだ。プラグインの開発者や、自作アドオンの管理にメニューバーを使用する人々にとって、これは重要なことである。
ウェブアプリケーションの開発者向けには、特定のイベントに呼応して再生される音を追加できる機能がある。この機能は、新着電子メールやインスタントメッセージ、ウェブアプリケーション内のさまざまなイベントをユーザーに通知する際に重宝しそうだ。
ほかにも、ブラウザが緯度と経度の座標だけでなく、通りや都市、郵便番号など人間に分かりやすい呼称も表示できるようにする変更点がある。承認されたウェブサイトが地図上でユーザーの現在地や近くにあるカフェを表示するといった位置情報サービスの追加は、「Firefox 3.5」の目玉の1つである。
Mozillaの文書化作業を監督するEric Shepherd氏は、この案を単なる「最初の下絵」と呼んでいる。そのため、これでFirefox 3.6の機能が確定したと考えてはいけない。
Mozillaは6月にFirefox 3.5をリリースした。「Namoroka」というコード名の次期Firefoxへの今後の取り組みは、パフォーマンス、辞書などのシステムサービスとの統合、ウェブアプリケーションに重きが置かれる。Firefox 3.6は、2010年の初頭から中頃にリリースされる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ