富士通とMicrosoftは7月12日(米国時間)、クラウド分野におけるグローバルでの戦略的協業を推進すると発表した。富士通はMicrosoftのクラウドサービスを活用して、独自のサービスを各国の富士通のデータセンターから提供する。
富士通は、Microsoftのクラウドサービス「Windows Azure platform appliance」を活用し、自社ブランドでグローバルなサービス提供を目指す。両社は、富士通のサーバやストレージなどのハードウェアを活用し、富士通ブランドのWindows Azure platform applianceを共同開発することになる。2011年初頭に、まずは国内の富士通データセンターからサービスを提供したい考えだ。
Windows Azure platform applianceは、Microsoftのパブリッククラウドサービス「Windows Azure platform」を自社のデータセンターで運用可能にするサービスで、大規模サービスプロバイダーや大企業向けのものとなる。
両社は本協業にもとづき、共同でマーケティング活動を行う。また、富士通グループの5000人を超えるSEに「Windows Azure platform」技術者育成プログラムを実施する予定。富士通は本協業を通して、Windows Azure platformを活用したSIビジネスのSE体制を強化する。