いいじゃんネットは7月23日、社外から安全に企業の電子メールやグループウェアを利用できる法人向けモバイルソリューション「CACHATTO Ver 4.5」を発表した。従来サポートしていたスマートフォンに加え、新たにiPadに正式対応。同日より提供を開始する。
CACHATTOは携帯電話やスマートフォンを使って安全に社内アプリケーションを利用できるソリューションで、端末へのデータ保存を禁止したりキャッシュを残さないように設定できる点が特徴。Microsoft Exchange Server、Lotus Notes/Domino、サイボウズOfiice、desknet'sなどのグループウェアと連携できる。
最新版では、メールに添付されているファイルをCACHATTOサーバ上でイメージ画像に変換し、携帯電話やPC上で閲覧できる機能を提供する。iPadにも対応し「iPhone/Android/iPad対応オプション」をサーバ側に追加することで利用できる。また、オプションの「CACHATTO SecuureBrowser(iPad)」をiPad端末に導入すれば、ID認証やデータの非キャッシュ化によって、セキュリティ強度を高められるとしている。
いいじゃんネット代表取締役の坂本史郎氏は、CACHATTOが1つのIDで4つの端末まで登録できることを挙げ、「PCとiPhone、iPadと携帯電話など様々な組み合わせで使うことができる。マルチデバイス時代の一歩先を行く形で製品を提供する」と語った。また今後発売されるタブレット端末への対応にも前向きな姿勢を示した。
価格は、30ユーザーで初年度が55万100円(税別)から、次年度以降が26万2200円(税別)から。iPhone/Android/iPad対応オプションが、1サーバあたり初年度が15万円、次年度以降は無料。CACHATTO SecuureBrowser(iPad)が、1ユーザーあたり初年度が1800円、次年度が600円(いずれも10ユーザー購入時)。いいじゃんネットでは、今後1年間で200社、2万ライセンスの新規導入を見込む。