サイトコアは1月25日、ウェブコンテンツ管理システム(CMS)の最新版「Sitecore CMS 6.4」日本語版の提供を開始した。
Sitecore CMSは、多言語コンテンツ編集やマルチデバイス対応など、ウェブコンテンツ管理システムに求められる管理機能に加え、サイト訪問者の行動解析やパーソナライゼーションなど、オンラインマーケティング機能が統合された製品。
最新版では、コンテンツ編集機能およびオンラインマーケティング機能の操作性を大幅に向上させたという。具体的には、公開時のイメージを見ながらウェブサイトのレイアウト変更や表示パーツ(画面構成要素)を挿入、削除できる編集機能を新たに搭載した。多変量テストやリアルタイムパーソナライゼーションも、実際の表示画面を見ながら設定できる。これにより、マーケティング担当者がオンラインキャンペーン用のランディングページや企業サイトのデザイン、効果測定、最適化を行うために、複数の異なるツールを組み合わせたり、各ページに特殊なJavaScriptコードやタグを埋め込むといった煩雑な作業が不要になるとしている。
Sitecore CMS 6.4日本語版の価格は、最小構成で134万円より。
同社では、オンラインマーケティングの強化を図る企業ウェブサイトおよびECサイトのリニューアル案件をターゲットとした販売活動をパートナーとともに展開し、今後1年間で35サイトへのSitecore CMSの導入を目指すとしている。