九州大学とマイクロソフトは、九州大学の情報戦略および情報基盤強化策の一環として、2007年4月からマイクロソフトが提供する包括ライセンス契約を締結した。
包括ライセンスの導入により、九州大学は全学的なソフトウェアの整備を目指す。包括ライセンス契約を結んだ製品は、「Office Enterprise」「Microsoft Windows Vista Business Upgrade」「Microsoft Windows Server」「Microsoft Exchange Server」で、全学生約1万8000名と全教職員約7000名を対象とする。
九州大学 情報統括本部長の村上和彰氏は、「マイクロソフトと全学包括ライセンス契約を締結したことで、IT投資効率の向上、および商用ソフトウェアに関するコンプライアンスといった課題を1つクリアできる見通しとなった。今後も、学生ならびに教職員に対するIT環境の更なる向上を目指してさまざまなIT政策を展開していく予定だ」としている。
この契約により九州大学では、従来の購入方式と比較して、年間で約2000万円から3000万円のコスト削減を見込んでいる。