マイクロソフト、イースト、シーイーシー、東証コンピュータシステム、NEC、日本ヒューレット・パッカード、日本ユニシス、日立ソフトウェアエンジニアリング、富士通の9社は6月27日、共同でWindowsプラットフォームとインターネットサービスの組み合わせによるシステム開発、ビジネス創出を推進する団体「Wipse(ワイプス)」を発足したと発表した。
「Wipse」は「Windows+Services」の略。最新のWindowsプラットフォームと、インターネットをベースとした新たなサービス、テクノロジー、標準化動向などに注目し、それぞれの分野におけるテクノロジーの調査・研究、実証実験、ビジネス促進を行っていくとする。会長は、東証コンピュータシステム社長の松倉哲氏が務める。
Wipseの起源となるのは、1990年にマイクロソフト技術の普及啓蒙を目的に発足した「Windowsコンソーシアム」。その後、2003年にはMicrosoft .NETに主眼を置いた「.NETビジネスフォーラム」へと名称を変えている。「Wipse」は、この.NETビジネスフォーラムの資産を継承する。「Web 2.0」と総称される概念の出現によって、めまぐるしく変化するシステム開発の世界で、Windowsプラットフォームを中心にした技術支援、相互運用性の確保、イノベーションの創出を行うことがWipseの活動目的となる。Wipseでは正式発足前に参加企業を先行募集しており、発足時点で40社の企業が参加している。
Wipseには、「Open XML」「Windows Live API」「Microsoft Silverlight」「WSSRA(Windows Server System Reference Architecture)」に関する4つの部会が設置され、それぞれのテクノロジーの紹介、技術検証を行っていく。また、部会については、今後登場する新たな技術に対応したものが順次追加されていく見込みという。
発表会には、マイクロソフトのCTOである加治佐俊一氏が出席。同社がパートナーらと共同で進めてきた「マイクロソフトイノベーションセンター」について「エコシステムを育てつつ、イノベーションを推進していこうという取り組みを継続的に行ってきた」とした。また、今回のWipseの部会のひとつとなっている、XMLベースのビジネスドキュメントフォーマット「Open XML」に関連したパートナーのソリューションを紹介した。
マイクロソフトCTOの加治佐俊一氏。
スカイフィッシュは「Open XML Reader(仮称)」と呼ばれる、Open XMLを採用したWord 2007の文書ファイルから直接テキスト情報を取得し、合成音声に変換するソフトウェアを披露。またアプレッソでは、同社のデータ連携ソリューションである「DataSpider」にOpen XMLアダプタの提供を行うという。また、インディゴの開発する「DocuDyne(ドキュダイン)」は、Open XMLによってWord文書を部品化して管理することにより、効率的な再利用を可能にするソリューション。これらは、前出の「イノベーションへの取り組みの成果の一例」であるという。
Wipseの年会費は6万円。初年度は2007年6月27日から2008年9月末までとなっており、企業の事業部門ごとに参加ができる。.NETビジネスフォーラムは、来年度(2007年10月)よりWipseに統合される。会員企業に対しては、部会単位でソーシャルネットワーキングシステム(SNS)やブログ、メーリングリストなどが提供される。今後、これらのツールによるコミュニケーションを通じて、組織運営や活動を行っていくという。
「新しいOSの選択肢」 の新着情報
-
MS、ビジネス向けに「IE 8」をプッシュへ、Vista SP2はひっそり配信
マイクロソフトはAutomatic Update経由での一般ユーザー向け「IE 8」プッシュに加え、ビジネスユーザー向けにもIE 8をプッシ... - レッドハット、KVMベースの仮想化を組み込んだ「Red Hat Enterprise Linux 5.4 Beta」をリリース
- 「Windows 7」:事前予約割引とFamily Packの不確かな存在にユーザー困惑
- マイクロソフト、Pink携帯電話キャンペーンを計画中?
- ウイルスバスター初のMac OS版が発売へ、公開ベータテスト開始
- 新しいOSの選択肢 一覧へ »
「企業情報」 のバックナンバー
-
日本IBM、Twitterでのプレスリリース情報配信を開始
日本IBMは、同社のウェブサイト内に掲載するプレスリリースについて、TwitterでのURLリンク情報の提供を開始した。 -
【6日市況:前場】円高の流れを受け主力株に売り、9700円割れ
-
フォトレポート:身動きとれなくなって2カ月--火星探査機「Spirit」、救出なるか
-
【3日市況:後場】欧州系年金の買い支えと商品投資顧問の買戻しによる高値引け
-
「クリーン技術投資は再び増加傾向へ」--Cleantech Group報告書
- 企業情報 一覧へ »
ZDNet Japan Essential Topic
-
企業が幸せになるための3つの視点とは?
アプリケーション導入に迷われている方はこちらへ -
Windows 7の情報満載
MicrosoftのすべてがわかるZDNet Japanの総力特集
企画特集
-
ESBでIT投資の無駄を劇的に解消する
IBM IMPACT 2009を徹底レポート! -
集積度も性能も、業界最高水準のブレードPC
サーバの実装技術を、シン・クライアントへ応用 -
インターネット上の悪意を未然に防ぐには?
ブラウザに備わったセキュリティ機能を徹底解説 -
セキュリティ&ユーザ事例【SIer Club】
最新のセキュリティ情報と提案事例が満載 -
SOA、BPM、SaaS −今、企業に必要なこと
ビジネス・アプリケーションの今を網羅する特設サイト -
【徹底対談】運用管理ツールの賢い使い方
市場背景〜仮想化管理までアナリストが解説! -
今注目の「サジェスト検索」−デモ掲載中
システムのユーザビリティに革命を起こす技術とは -
仮想環境を実現するソリューション特集
仮想化導入時、こんなところ気にしてますか? -
◆エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新◆
不況下でも急成長の秘訣とは?注目企業の取組みも公開! -
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
中小企業のセキュリティリスクとは?
導入する側・される側 得するセキュリティ製品 -
ストレージメディア特設サイト開設
仮想化環境において最適なソリューションを! -
そのストレージで仮想化に対応できますか?
メリット盛りだくさんのサンのオープンストレージ製品 -
パンデミック対策特集
2009年のパンデミック発生から再考する事業継続計画 -
ロリポップ!がリニューアル
【第1回】創業者の家入一真氏が語る誕生秘話!! -
エンタープライズにおけるSUSEの強み
次世代データセンターの基盤は11だ。 -
■ストレージ容量50%削減保証■
ネットアップによる削減保証キャンペーン実施中 -
サービス・ドリヴン・データセンター
コスト効果の高いデータセンター構築には? -
サーバー監視・運用のコストを削減するには
エージェントレス方式を用いたパトロールクラリスで
ZDNet Japanからのお知らせ
- ご回答にはCNET_IDご登録が必要です。
-
7. ホットスポットと同時並列性分析について
この3分間のビデオは、Intel Parallel Studioの一部であり、アプリケー... -
8. Valarray
この5分間のビデオでは、Intelコンパイラの1次元Valarrayデータ構造に対...
新着企業動向
-
文藝春秋が携帯公式サイト「Numberモバイル」開設
株式会社文藝春秋 -
待ったなし!会計基準の国際化対応 緊急セミナー
NTTソフトウェア -
先着100名様限定!VPS月額料金最大3ヶ月キャッシュバックキャンペーン
GMOホスティング&セキュリティ -
SecureCube / Access Check
NRIセキュアテクノロジーズ - 企業動向一覧へ»
サーバやOS、アプリケーションなどの世界ではオープンソーススタンダードが市場を牽引する現在、ストレージの世界でもオープン化の流れが始まっている。
幸い今回は弱毒性で大事には至らなかったが、まだ油断はできない。企業活動を停止すると、大きな経済的損害や社会的信用の低下を招いてしまう。 
