シャープは8月7日、韓国のサムスン電子とその関連会社であるサムスン電子アメリカおよびサムスンテレコミュニケーションアメリカを、米国東部時間6日、米国テキサス州東部地方裁判所に提訴したと発表した。
シャープは訴状において、サムスン電子が製造する液晶モジュールや、同モジュールを組み込んだ液晶テレビ、液晶モニター、携帯電話などが、液晶ディスプレイのコントラストを高める技術など、シャープ所有の米国特許5件を侵害していると主張、損害賠償と製品の輸入および販売の差止要求と陪審員裁判を求めている。
シャープでは、液晶関連特許のライセンスについてサムスン電子と話し合いをしてきたが、現状では話し合いで解決することは困難と判断し、今回の提訴に踏み切ったとしている。