Advanced Micro Devices(AMD)は、販売部門とマーケティング部門を再編成し、地域担当幹部を最高経営責任者(CEO)のオフィス直属とし、そのプロセスの一環としてシニアエグゼクティブ職を廃止した。
以前まで各地域の販売担当責任者は、ほとんどの場合ワールドワイド販売担当シニアバイスプレジデントのRick Hegberg氏の指揮下に属していた。しかし、最高販売責任者であるHenri Richard氏がAMDを去ったわずか数週間後にHegberg氏もその職を退く予定であると同社広報担当のCathy Abbinanti氏は米国時間9月5日に述べている(Richard氏は9月5日にFreescale Semiconductorで再び姿を見せた)。
AMDとHegberg氏は「彼が別のチャンスを探すため退社するということで双方の合意」に至っていたとAbbinanti氏は述べている。
「これは地域内の責任と権限を高めるための移行措置だ。われわれは世界中のAMDでより水平的な組織を構築しようとしている。最終的なゴールは、顧客により近い存在になるとともに事業運営の効率を高めることだ」(Abbinanti氏)
AMDは、大中華経済圏では販売担当チーフにKaren Guo氏を迎え、すでに地域販売モデルへの移行を完了していた。Hector Ruiz CEOのオフィス直属になるその他の地域販売担当幹部には、南北アメリカの販売を率いるGustavo Arenas氏、そしてヨーロッパ、中東およびアフリカの販売を担当するAlberto Macchi氏がいる。
Ruiz氏と最高執行責任者(COO)のDirk Meyer氏は、バイスプレジデントのIan Williams氏の補佐を受けながらアジア大洋州地域の販売を率いるが、この職務を担当する幹部を社内および社外で探しているとAbbinanti氏は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ