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SAP、第4四半期決算を発表--2008年のソフトウェア売り上げ予測は慎重

文:Reuters
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル
2008/01/31 13:49

 SAPは現地時間1月30日、経済全体が不安定な状況の中、売上高の伸びと利益率の上昇を予測したが、新しい市場に進出する2008年に関しては控えめな展望を述べた。

 世界最大手のビジネス管理ソフトウェアメーカーであるSAPは、2008年には買収関連費用を除いて営業利益率が2007年の27.3%から2008年には27.5%〜28%に上昇するはずであると述べている。

 しかしSAPは、71億ドルで買収した企業を統合し、小中規模顧客向けの新しい提案への投資を増強するために2008年のソフトウェア関連の売り上げは鈍化するだろうと述べている。

 SAPの株価は30日正午までに1.6%値上がりして31.94ユーロ(46.51ドル)をつけた。年初来高値の32.72ユーロ(48.09ドル)には届かなかったが、0.3%下げたドイツ株式指数DAXは上回った。

 DZ BankのアナリストであるOliver Finger氏は「単独の売り上げ予測(12〜14%)は控えめのように見えるが、困難な市場環境を考慮するとわれわれはこれを前向きな数字だと評価している」と解説に記している。

 SAPはソフトウェアとソフトウェア関連サービスの売上高は2008年に固定為替で12〜14%成長すると予測しているが、同社は2007年にはこれを上回る17%増を予測していた。

 最近買収したBusiness Objectsの売上高を算入し、買収に関連した売上高の減額の約2億6460万ドルを除外すると、売上高は固定為替で24〜27%増になるはずだとSAPでは述べている。

 有機的成長
最高経営責任者(CEO)のHenning Kagermann氏は記者会見で、SAPは将来、十分に魅力的な買収の機会があれば、たとえ同社がBusiness Objectsの統合でしばらくの間忙しくなるとしても、そのチャンスを逃すことはないだろうと述べた。

 「適切な機会が存在するなら、当社の全般的な戦略のいかんにかかわらず、それを追求しないのは絶対に間違っている」とKagermann氏は述べ、大型買収によってSAPが有機的成長の方針から離れたことを認めた。

 長年のライバルであり全体的にSAPより規模が大きいOracleは、過去数年間で数々の企業を買収し、サプライチェーン、顧客関係、給与といった企業管理ソフトウェア分野におけるSAPのリードを脅かそうとしている。

 Oracleは、後退する米国経済によって企業のソフトウェア支出が鈍化するのではないかとの懸念を緩和する好調な前期の四半期決算の発表後に自信に満ちた展望を発表し、一方SAPのKagermann氏も30日にCNBCテレビに対して消費者が支出行動を変化させている兆候は見られないと語った。

Story Copyright (c) 2007 Reuters. Click for Restrictions.
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