どうやらこれは、SAP出身者の間での最新流行のようだ。まず、Shai Agassi氏は、充電ステーションの設置と電気自動車産業の促進を目指すProject Better Placeで2億ドルを調達した。
そして、SAP創設者Hasso Plattner氏は、南アフリカの新興企業への投資を目的に約4500万ドル相当のファンドを設立した、と同国で報じられている。ファンドの一部は、クリーンテクノロジ企業へと投資される。ドイツ出身のPlattner氏は南アフリカでゴルフコースを複数所有している。
多くの国(イスラエル、アラブ首長国連邦、スペイン、米国、中国、日本)と同様に、南アフリカはクリーンテクノロジ開発の中心地となることを目標と掲げている。同国は、大学、ハイテク輸出の増加に興味を持つ政府、そして、太陽の光に恵まれている。これは、太陽光を使った実験を考えている場合に重要となる。南アフリカはまた、石炭から液体自動車燃料を作ることについて経験豊富だ。アパルトヘイト時代、同国では石油を得ることが難しかったため、フィッシャートロプシュ工場が建設された。1バレルあたり100ドルで石油が取引されていることから、石炭から作られる液体燃料の人気が高くなると一部では信じられている(しかし、石炭液化油が排出するガスは良くない)。
しかし、これまでのところ南アフリカの主な技術輸出といえば、Elon Musk氏(Tesla Motors、SpaceX、PayPal)やLyndon Rive氏(Solar City)のような移民である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ