米国政府がMicrosoftの文書フォーマット「Open XML」の国際規格としての承認を後押ししていく見込みであるという。承認プロセスの関係者が述べている。
同フォーマットをめぐる重要な投票に対する米国の立場を決定する技術委員会のうち、2人の委員が、国際標準化機構(ISO)で実施されるOpen XMLの規格承認の是非を問う投票において「賛成」票を投じるという米国の立場に変わりはないと語った。
競合する「OpenDocument」規格のエディターでもある同委員会委員長のPatrick Durusau氏は、Microsoftの「Open XML」規格承認をめぐる議論は、論理性を欠いた反Microsoft感情によって増幅していると語る。
Durusau氏は米国時間3月7日、「理解に苦しむのは、四半期報告書と利益がものをいう時代にあって、企業統治の構造が悪意を企業戦略として容認していること、あるいは投資家がそうした戦略を採用する企業との付き合いを続けていることだ」と記した(PDFファイル)。
米国情報技術規格国際委員会(INCITS)の執行委員会が、Open XML推薦の是非について最終的な決定を下す予定となっている。
Microsoftは、ISO承認によるOpen XMLの国際規格化を目指す活動を2年前に開始した。2007年秋には、Open XMLの承認をめぐり国際規格団体の代表らによる投票が行われたが、否決されている。だが、3月に入ってスイスのジュネーブで開催された投票結果調停会議(BRM)では、技術的な問題を解決し、同フォーマットの仕様の規格化に向けた動きが見られた。
標準化団体の代表らは、Open XMLを支持するか否か、3月29日までに投票することになっている。ここで十分支持が得られれば、同フォーマットは標準として承認される。
INCITSの委員を務めるMicrosoftのシニアプロダクトマネージャーであるDoug Mahugh氏は7日、同フォーマットの推薦をめぐる投票の実施が、米国の代表団にとり次のステップになると語った。
Open XML承認プロセスに対するMicrosoftの対応は、NOOXML運動など反Open XML推進運動を引き起こしただけでなく、多くの業界観測筋を失望させてきた。彼らはMicrosoftが、非常に複雑な技術仕様であるにもかかわらず、あまりに性急にプロセスを推し進めようとしたと語る。
2月末に開催されたBRMに参加した多くの出席者が、技術的な問題に関する話し合いが十分行われておらず、ISOの規格承認プロセスに対する信頼が損なわれた、と不満を表明した。
例えば、ブラジルの代表は、BRMの間に下位互換性について議論するという同国の案は扱われなかったと述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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