富士通は3月27日、6月下旬に予定されている、社長交代を含む役員人事について発表した。
次期社長は現経営執行役上席常務の野副州旦(のぞえくにあき)氏。現社長の黒川博昭氏は相談役となる。そのほか、新任の代表取締役会長に現副社長の間塚道義氏、現代表取締役会長の秋草直之氏が取締役相談役となることも併せて発表された。同人事は、6月に開催される株主総会を経て、正式に発令される見込み。
現社長の黒川氏は、1967年に富士通に入社。1998年にソフト・サービス事業推進本部副本部長に就任。その後、取締役、常務執行役を経て、2003年4月に経営執行役副社長、6月に代表取締役社長に就任した。
新社長となる野副氏は、1971年入社。常務理事兼政策推進本部長、執行役兼ビジネス開発室長、経営執行役兼ソフト・サービス事業本部長などを経て、現在はソリューションビジネスサポートグループ長、マーケティング本部長、SIアシュアランス本部担当、政策渉外本部特命事項担当を兼任している。なお、野副氏は6月の社長就任に先立ち、4月1日付けで経営執行役副社長への異動が行われる。