MSのバルマーCEO:「米議会は金融安定化に向けて行動すべき」

文:Jonathan Skillings(CNET News.com) 翻訳校正:大熊あつ子、高森郁哉

2008-10-01 09:51

 ノルウェーのオスロで現地時間9月30日、Microsoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は、深刻さを増す金融危機が経済のあらゆるレベルにおける支出に波及する可能性があると警告し、米議会がこれに対処すべく行動を起こすことを期待すると発言した。

 米下院議会は29日、米国政府が提出した7000億ドルの金融安定化法案を否決した。

 Reutersの報道によると、Ballmer氏はオスロでの記者会見で次のように語ったという。「この状況の安定化に役立つ何らかの解決策が、今週末までに(少なくとも米国議会において)得られることを、わたしは信じている。われわれには解決策が必要だ。それが得られることを期待する」

 29日に金融安定化法案が投票で否決された後、Microsoftは議会に対して、「金融市場にふたたび信頼と安定をもたらす」ために同法案を再検討するよう要請した。

 金融危機は、米国を越えて欧州の銀行にまで広がっており、企業および消費者全体に影響が及んでいる、とBallmer氏は指摘した。

 Reutersの記事は、Ballmer氏の会見から、「金融の問題は、企業の支出と消費者の支出の両方に影響を及ぼしつつある。特に(中略)金融サービス業界の支出に及ぼす影響は著しい」との発言を引用している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]