Intelは、組み込み製品向けソフトウェアメーカーであるWind River Systemsの買収を発表した。
Intelは、Wind River Systemsを、1株当たり11.50ドルのキャッシュで買収することに合意しており、これにより、総額で約8億8400万ドルにて買収が成立することになると、Wind River Systemsは米国時間6月4日に明らかにした。Wind River Systemsは、Intelが完全に所有する子会社となり、同社ソフトウェアサービス部門を率いるRenee James氏の指揮下に入ることになる。
Wind River Systemsによれば、今回の買収は、「プロセッサおよびソフトウェア分野において、従来のPCおよびサーバ市場セグメントの枠組みを越えて、組み込みシステムやモバイルハンドヘルドデバイスへと進出することを狙う、Intelの戦略」に適合するものとなっているという。
組み込みシステムには、消費者家電製品、自動車のダッシュボード製品、ネットワーク装置などが含まれる。
2009年1月に期末を迎えた昨会計年度中に、Wind River Systemsは、3億5970万ドルの売り上げを記録した。同社は、カリフォルニア州アラメダに本社があり、1600人以上の従業員を抱えている。
買収は、規制当局からの承認や他の条件での調整を経て、今夏に完了する見通しである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ