AT&Tは「iPhone」販売により好調が続いている。同社は米国時間10月22日、2009年第3四半期(7-9月期)決算を発表した。それによると後払い方式の解約率は1.17%(AT&Tにとってこれまでで最も低水準)、アクティベートされたiPhoneは320万台で、ワイヤレスデータ関連の売上高は前年同期比33.6%増となった。
同四半期の純利益は32億ドル(希釈化後1株あたり54セント)で、売り上げは前年同期の313億ドルから減少して309億ドルだった。アナリスト予測は1株あたり50セントだった。AT&Tの契約者なら、同社のインフラストラクチャ改善状況に興味があるかもしれない。AT&Tによると、通話の中断が12%減少したという。
これまでと同様にAT&Tの主力はワイヤレス部門で、総売り上げの44%を占めた。ワイヤレス部門の主要な結果は以下の通り。(声明、ファイナンシャル補足、四半期概要、プレゼンテーション)
- AT&Tは第3四半期に、新規ワイヤレス加入者を200万人獲得した。後払い方式の新規加入者は140万人だった。
- 第3四半期における全体での解約率は1.43%で、前年同期の1.69%から減少した。後払い方式での解約率は1.17%で、前年同期の1.22%から減少した。つまり、AT&Tに不満があるかもしれないが離れない、ということになる。
- アクティベートされたiPhoneは320万台で、現在までで最も多いアクティベーションを記録した四半期となった。これらのうち40%は新規加入者によるものだった。AT&TがiPhoneで大成功しているのは、Appleの過去最高益となった決算発表をみれば不思議ではない。
- ワイヤレスデータの売り上げは36億ドルで、前年同期比33.6%増となった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ