Appleは米国時間1月25日、2010会計年度第1四半期(2009年10-12月期)の決算を発表した。33億7000万ドルの利益、1株あたり3.74ドルが報告されており、ウォール街のアナリスト予想を上回る結果となった。
これは、22億6000万ドルの利益、1株あたり2.54ドルを計上した前年同期から50%増となっている。
2010年第1四半期の売り上げは156億ドルとなっており、前年同期比で32%増となった。ウォール街では、1株当たりの利益が2.07ドル、売り上げが112億1000万ドル〜126億ドルに収まるとのアナリスト予想が出されていた。Appleも、いつものように非常に控え目な予測値のみを公表していた。同社は、2009年第4四半期(2009年7-9月期)の決算発表時に、2010年第1四半期の1株当たりの利益は1.70ドル〜1.78ドルに、売り上げは113億ドル〜116億ドルに収まるとの見通しを明らかにしていた。
今回の業績が、大幅に予想値を上回った要因の1つには、Appleが、2009年12月26日に期末を迎えた2010年第1四半期から、2009年秋に米財務会計基準審議会(Financial Accounting Standards Board:FASB)が示した新たな会計上の規則に従うようになった点が挙げられる。同規則によれば、これまでAppleが採用していた「iPhone」および「Apple TV」の売り上げを2年間に渡って計上する方針とは異なり、実際に売り上げが記録されたのと同じ四半期中に計上することになる。
過去2四半期と同様に、MacおよびiPhoneの販売では堅調な発表が伝えられているものの、またもや「iPod」の販売では落ち込みが見られている。Appleは、2010年第1四半期中に前年同期比33%増となる336万台のMacを販売し、iPhoneの販売台数は前年同期比100%増となる870万台を記録したものの、iPodの販売台数は前年同期比8%減となる2100万台とされている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ