Intel、Motorola、サムスンなど、数多くのモバイル業界の主要企業が参加して、高速無線通信の次期標準規格「WiMAX 2」がベースとなる製品機器の相互運用性を高める取り組みが開始された。
米国時間4月11日に発表された「WiMAX 2 Collaboration Initiative」(WCI)は、IEEE 802.16m規格をベースとし、2010年後半に最終的な仕様の策定が完了する予定の次世代WiMAXのリリースが業界に普及していくのを速める目的で設立されたという。
WiMAX 2は、IEEE 802.16e規格をベースとする、これまでのWiMAXとの下位互換性を確保しつつ、ピーク時の転送速度を300Mbps以上に高め、インターネット電話の通信能力の向上とレイテンシの低減が図られると、WCIは明らかにしている。
WCIの創設メンバーは10を数え、Alvarion、Beceem、GCT Semiconductor、Intel、Motorola、サムスン、Sequans、XRONet、ZTEと台湾の工業技術研究院(ITRI)となっている。
WCIは、WiMAX製品の相互運用性の認証を進める主要団体のWiMAX Forumと協力し、WiMAX 2対応製品の相互運用性に関するシステムプロファイリングを導入していく方針を示している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ