CanonicalのMark Shuttleworth氏は米国時間10月25日、Ubuntu Developers Summitで講演し、次期Linuxディストリビューション「Ubuntu 11.04」ではデスクトップ用とネットブック用の両エディションで「Unity」をデフォルトのデスクトップインターフェースとして採用することを発表した。ComputerworldやArs Technicaなどが報じた。Unityは先ごろ公開された「Ubuntu 10.10」から導入されたネットブック用のインターフェースである。
移行にはリスクもあり、Shuttleworth氏はウィンドウ管理やインタフェースの外観の検討など、この先Ubuntu Projectでやるべきことはたくさんあることを認めている。
Ars Technicaによれば、今回の動きは、標準的なGNOMEのコンフィギュレーションとの相違が大きくなってきていることに対応し、さらに独自のユーザーエクスペリエンスを提供することでUbuntuの特色を打ち出すことを目的としているという。基調講演でShuttleworth氏は、Ubuntuが今もGNOMEにコミットしており、GNOME環境における多様性や競争がイノベーションを促進し、GNOMEエコシステムに利益をもたらすと主張した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。