日本ユニシスグループのインテクストラは11月24日、中小企業、ベンチャー企業を対象とした特許技術評価サービスを開始すると発表した。
インテクストラは、創業以来、クライアント企業の技術デューデリジェンス、技術や事業のアライアンス検討時の技術評価、企業の保有する技術ポートフォリオ強化に向けた技術競争力分析、研究開発テーマ選定時の技術優位性の評価などを中心とした知的財産に関するコンサルティングサービスを提供してきた企業。
今回の評価サービスは、こうした特許技術の定性的、定量的な価値評価のノウハウを元に、特許技術評価を無償で提供するもの。企業における技術の優位性を評価するために、「市場優位性」「技術競争力」の両側面から、特許技術の総合力を判定するという。
サービスの対象となるのは、日本国内に事業活動の拠点(本社)を置き事業を行っている中小企業、ベンチャー企業で、日本特許庁に申し込み対象技術に関する特許出願を行っており、公開または登録されている特許を保有する企業となる。2011年1月末までの期間で、支援対象となる企業の募集を行い、毎月20社を目途に無償で保有特許技術の1次評価を行う。特に評価の高い案件については、その後の事業戦略策定や事業支援などの支援を行うという。
インテクストラでは、このサービスにより「技術や事業のアライアンスの意思決定や交渉の参考情報として特許技術の評価結果を得たい」「サプライチェーンを構築するために適切なパートナーを探索したい」「事業の競争力を強化するために特許技術の評価結果を今後の戦略立案に活用したい」と考える中小、ベンチャー企業の支援を行うとしている。