データセンタは運用、冷却に莫大な電力を要する。そのデータセンタからの二酸化炭素排出量が、今や世界の情報通信技術からの排出量のおよそ4分の1に達していることが、分析会社Gartnerの調査で明らかになった。
しかし、主要な問題はデータセンタからの現在の二酸化炭素排出量ではなく、データセンタからの排出量が他からの排出量に比べ増加速度が速い点だ、とGartnerはある報告書の中で指摘している。
Gartnerの調査担当バイスプレジデントであるRakesh Kumar氏は、10月に開催される同社主催のData Center Summitを前に次のように語った。「(データセンタからの二酸化炭素排出量)は、PCやモニタからの排出量の40%程度だが、集中していて増加速度も速い」
この問題はすでに広く認知されているにも関わらず、データセンタからの二酸化炭素排出量の削減に対する関心度は薄い、とKumar氏は指摘する。「組織、団体は、データセンターからの二酸化炭素排出量を一定に保つよう努力すべきだ」とし、さらに「そうした取り組みが、過剰なデータセンタの増加に歯止めをかけるとともに、エネルギー効率の悪いハードウェアの設置の影響を相殺することになる」と付け加えた。
Kumar氏によると、データセンタからの二酸化炭素排出量が現在の水準に至った主な原因としては、床面積不足、高密度サーバを設置していないこと、消費電力と発熱量の増加が挙げられるという。
またKumar氏は、関連費用に関する懸念も強調した。「マイクロプロセッサだけでエネルギー消費量は向こう10年間増加するとわれわれは見ている」(Kumar氏)
Gartnerが11日に発表した別の報告書によると、同社がまとめた情報通信業界が抱える課題のランキングで、現在の第1位は環境保全技術だという。次いで第2位がユニファイドコミュニケーション、そして3位がビジネスプロセスモデリングとなっている。
そして第4位にはメタデータ管理が入っている。メタデータ管理とは、顧客情報と製品情報の統合など、さまざまな問題を容易化し、サービス指向型アーキテクチャ(SOA)などの技術に役立つようにデータ処理を行うプロセスを指す。
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