サイバネテックは7月20日、システム/ネットワーク運用管理者に向け、複数のネットワーク機器のシリアル接続ポートを束ね、1台のコンソールからシリアルまたはネットワーク経由で操作可能にする装置「Remote Serial Console Server」3機種を出荷した。開発会社は米Opengear。価格は、ネットワーク機器接続用のシリアルポートを4個備える「CM4008」が11万2000円、16個備える「CM4116」が16万8000円、48個備える「CM4148」が29万9000円。
Remote Serial Console Serverは、OSにLinuxを搭載したシリアルポート集約装置である。ルータやスイッチなどネットワーク機器が備えるローカル接続用のシリアル接続ポートを集約するハブである。システム管理者は、Remote Serial Console ServerのLinuxシェルに対してシリアル接続ポートへのローカル/モデム接続またはTCP/IPネットワーク経由でログイン後、任意のネットワーク機器にシリアル接続する。
搭載するシェルはbash。TCP/IP経由でのリモート接続機能にはOpenSSH(ssh)とTelnet、ファイル転送用にFTP/TFTPを搭載する。シリアルポートの物理形状はRJ45である。