ソフトイーサ新版「SoftEther VPN 2.0 Beta 4」、仮想レイヤ3スイッチを搭載

ニューズフロント

2005-09-07 15:53

 ソフトイーサは9月7日、VPNソフトの次版について新ベータ版「SoftEther VPN 2.0 Beta 4」の提供を開始した。Beta 4では、仮想レイヤ3スイッチとスマートカード認証の利用が可能となった。同社のウェブサイトから無償でダウンロードできる。

 SoftEtherは、異なるLAN上のユーザーがあたかも同一LANに接続しているかのような通信をインターネット経由で実現するシステム。開発者の登大遊氏が、2004年4月に同社を設立し、SoftEther技術自体の開発、関連ソフト開発、書籍出版、サポートなどを手がけている。

 Beta4では仮想レイヤ3スイッチ機能を搭載したことで、市販されているレイヤ3スイッチやIPルータなどの装置と同等の機能を提供し、異なるIPネットワーク間のルーティングが行えるようになった。また、スマートカード認証対応により、VPN ClientからVPN Serverへの接続時に、スマートカード(ICカード)やセキュリティトークンを使用した証明書認証が行える。そのほかにも、さまざまな機能追加や不具合修正を施した。

 今後は、9月30日にリリース候補(RC:Release Candidate)1版の提供を予定している。RC1には搭載予定機能をすべて盛り込み、Windows版に加えLinux版、FreeBSD版、Mac OS X版も用意する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]