フラクタリストは2月21日、ソフィアシステムズの協力を受け、機器メーカーがワイヤレスIPフォンを短期間で開発するためのパッケージ「NomadicNode IP Phone」を開発したことを発表した。2006年3月より販売を開始する。
NomadicNode IP Phoneは、フラクタリストが提供するネット型機器連携統合プラットフォーム「Nomadic Node」をベースに開発されたソフトウェア。ソフィアシステムズが提供する、インテルのPXA270プロセッサ搭載VoIP携帯端末向けのリファレンスボード「SandGateII-P」上に、組込み機器向けのLinux OSをポーティングし、FMC(Fixed Mobile Convergence)を想定した各種ミドルウェア群を搭載したことで、開発全体の期間を短縮できるという。
第1弾として「NomadicNode IP Phone/Basic Package」の提供を開始し、半年をめどにNomadic Nodeをベースとしたアプリケーション/ミドルウェアを拡充したパッケージを順次リリースしていく予定。両社は今後、共同でプロモーション活動を行っていくことに合意している。