ウィルコムとウィルコム沖縄は7月21日、Microsoft Exchange Server 2003のグループウェア機能をオンライン提供するASPサービス「Access P-BERRY」と、アッカ・ネットワークスのADSL回線を使うIP-VPNサービス「Direct Access/IP-VPN」の提供を8月1日に開始すると発表した。
Access P-BERRYは、Exchange Server 2003をホスティングし、モバイル端末からのグループウェアアクセスを可能とするASPサービスだ。自社でサーバを持たない企業でも、複雑な設定をすることなく、簡単な手続きで電子メール、予定表、アドレス帳共有などの機能が使えるという。「ウィルコム端末を利用した外出先からの電子メール、スケジュールの確認などが容易になり、業務の大幅な効率化が期待される」(ウィルコム)。税込み価格は、1ID当たり月額1575円となっており、最低5IDの利用が必要。
一方、Direct Access/IP-VPNは、ウィルコムの無線ネットワークとIP-VPN網に、アッカのADSL回線を組み合わせて提供する。ウィルコムでは、「モバイル端末のみならず、IP-VPN網、ADSL回線のすべてを当社から提供するので、申し込みや利用に煩雑な手続きなどが不要」としている。最大通信速度は、下りが12Mbps、上りが1Mbps。アッカのADSL回線サービス提供エリアで利用できる。税込み価格は、初期登録料が6万3000円、月額利用料が1ID当たり3150円(5IDから9ID)または2625円(10ID以上)となる。