ウィルコムは10月18日、国立病院機構の総合情報ネットワークシステム「HOSPnet(ホスプネット)」の基幹ネットワークシステムを受注したと発表した。11月中に既存システムを「HOSPnet」へ切り替える。
従来のワイヤレスによるソリューション提供以外に、国立病院機構の全国176カ所(国立高度専門医療センターおよび国立ハンセン病療養所など30カ所を含む)の医療機関を接続する大容量の専用有線ネットワークを含めた基幹システムが導入される。
今回の基幹ネットワークシステムをベースとし、国立病院機構の医療機関などのワイヤレス化を支援。医療機関内の固定電話と同社のPHS間の通話定額化を実現する全国モバイル内線サービス「W-VPN」を提案する。
また、ウィルコムが技術開発、事業化に向けて取り組んでいる次世代PHSに対応したソリューションの提案も検討し、医療サービスのさらなる向上を支援していく予定だ。