IMS Researchのアナリストによると、Bluetooth Special Interest Group(SIG)は、Bluetoothの新バージョンを、2009年半ばにリリースする予定であるという。このバージョンは、暫定的に「Bluetooth 2.2」と呼ばれ、前バージョンと比較して、より高速な転送速度を実現するという。
新たな「High Speed Bluetooth」仕様は、データ転送レートを向上させるため、無線LANやウルトラワイドバンド(UWB)と連動し、それぞれ「Bluetooth 10x」または「Bluetooth 100x」としても知られている。ワイヤレス動画ストリーミングやワイヤレス印刷など、さまざまな新サービスの実現が期待されている。Bluetooth 2.2に対応するには、携帯電話に、無線LANまたはUWB機能が備わっている必要がある。現在、多くの携帯電話に無線LAN機能が搭載されていることからしても、まずはBluetooth 10xから実用化が進むと見られている。
まだ、この新しいBluetooth 2.2を採用するデバイスに関するニュースは伝えられていないため、実際のところ、こうしたサービスが実現するのかどうかに関しては、不明な点もある。だが、この件で新たな情報が入り次第、すぐに伝えるようにしていきたい。
編集部注:この記事は、英文オリジナル記事が米国時間12月5日に修正されたのに従い一部修正されました。Bluetooth SIGから米CNETに対して、新しいBluetoothプロファイルの名称が「Bluetooth 2.2」とならないと指摘がありました。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ