マイクロソフト、「Office 2010」の価格体系を発表

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:緒方亮、高森郁哉

2010-01-06 10:03

 Microsoftが「Office 2010」の価格を発表した。最大の変更は、ユーザーが製品キーコードのみ記載されたカードを購入することにより、箱入りのパッケージ版より支払い額を低く抑えられる点だ。

 現在ベータ版が公開中で2010年中に最終版が登場するOffice 2010は、「Office Home and Student」「Office Home and Business」「Office Professional」「Office Professional Academic」という4つのバージョンで提供される。留意すべきは、製品キーカードはPC1台にしか使えないが、パッケージ版はPC2台にインストールできる点だ。ただしHome and Studentは例外で、最大3台までの利用がライセンスされる。

 Office Professionalに含まれるのは、「Word 2010」「Excel 2010」「PowerPoint 2010」「OneNote 2010」「Outlook 2010」「Publisher 2010」「Access 2010」、プレミアムテクニカルサポート、ブラウザベースの「Office Web Apps」で、パッケージ版は499ドル、製品キーカードは349ドルとなる。学生と教育者向けのOffice Professional Academicは99ドルで、学校の書店や一部小売店で購入できる。

 Office Home and Studentはパッケージ版が149ドル、製品キーカードが119ドルで、内容はWord 2010、Excel 2010、PowerPoint 2010、OneNote 2010、Office Web Appsとなる。「Family Pack」に含まれるものを入手した場合は、同一世帯内の3台のPCで利用できる。

 一般向けの新しい選択肢となるHome and Businessは、Home and Studentの内容にOutlook 2010が追加され、ビジネス用途にライセンスされるもので、パッケージ版が279ドル、製品キーカードが199ドルで販売される。

 Microsoftはまた、Office 2010のベータ版はダウンロード数が200万件を突破したことを発表した。

 OfficeゼネラルマネージャーのRachel Bondi氏は、米国時間1月5日のブログ投稿で次のように述べた。「この数字をわかりやすくすると、1日あたり4万件を超える割合でダウンロードされている。おおよそ、毎年開催されるボストンマラソンのランナーの2倍、ワシントン州オリンピアの人口、あるいはメリーランド州アナポリスの人口が、毎日Office 2010をダウンロードしている計算になる!」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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