「Windows Phone 7」がまた一歩、一般向け公開に近づいた。Microsoftが米国時間9月1日、この大幅な刷新を行ったモバイルOSを製造工程向けリリース(RTM)としたのだ。
社内での開発工程の大部分を終えたことに伴い、Windows Phone 7のRTM版はOEMおよびサービスプロバイダーであるパートナー企業向けに提供され、今後はこれらの企業がホリデーシーズンのリリースに向け、カスタマイズやハードウェアを準備するための取り組みを進めることになる。
MicrosoftでWindows Phone Engineering担当コーポレートバイスプレジデントを務めるTerry Myerson氏はWindows Phone Blogの中で、Windows Phone 7は同社がこれまでにリリースしたモバイルプラットフォームの中で最も徹底的にテストされた製品だと述べた。同氏によると、1万台近い機器に対して自動化されたテストを毎日実施し、350万時間以上の負荷テストに合格したほか、850万時間の完全に自動化されたテストにも合格したという。
Microsoftは今回RTM版をリリースしたばかりだが、OEMや通信事業者はしばらく前にビルドの提供を受けてテストを進めており、7月中旬には開発者向けにテクニカルプレビュー版がリリースされた。それ以来、Microsoftにはテスターたちから数多くの意見が寄せられており、同社はこれらのフィードバックに基づいてWindows Phone 7にさらなる改良をいくつか加えた。その大部分は連絡先やステータスアップデートを確認する「People」ハブ機能に関連するものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。