バレンタインデーにまつわる件名の電子メールには要注意だ。さもないと、ネットに心を傷つけられることになる。
米国時間2月14日にロマンチックな電子メールのふりをしたセキュリティの脅威が少なくとも2件見つかったとし、研究者が注意を呼びかけている。1件は、グリーティングカード会社American Greetingsから送信された電子カードのふりをしており、件名に「Happy Valentine's Day!」と書かれている。受信者がその「カード」を見ようと本文中のリンクをクリックすると、トロイの木馬が裏でコンピュータをスパムボット(ゾンビ)に変えてしまうと、Secure Computingの研究者Dmitri Alperovitch氏は語っている。
このウイルスは、すぐにこの日の要注意ウイルスのトップ5にランクインし、検知された感染電子メール数は数百万通に達したと、Alperovitch氏は語っている。だが、これが長期間にわたって脅威となることはない見通しだという。
もう1つの脅威はワームが潜む添付ファイル付きのメールで、これを開くと、受信者のコンピュータ内に保存されているメールアドレスあてにワームが自分自身を送信する。Sophosのセキュリティ専門家によると、これはマシンを乗っ取ってゾンビに変えようとする悪質なコードのダウンロードを試みるという。
この攻撃に利用されるメールの件名は、「Be My Valentine(恋人になって)」、「Happy Valentine's Day(バレンタインデーおめでとう)」、あるいは「Valentine Love Song(恋人に送るラブソング)」などさまざまだ。
このワームは、米国時間14日午前にSophosのウイルス監視ネットワークが掲載した悪質なソフトウェアの4分の3以上を占めたと、同社は語っている。
セキュリティ専門家らによると、両電子メール攻撃は、いずれも新しい「Vista」を含む各種Windowsマシンに影響があるという。
ウェブセキュリティサービスプロバイダーScanSafeによると、先週から週末にかけてウェブ検索をサンプリングしたところ、48件のうち1件の検索結果がバレンタイン関連で、そのうち7件に1件は悪質なソフトウェアにつながるものだったという。
悪意のあるハッカーやスパマーは、祝祭日、有名人のスキャンダル、そして世界的なイベントに便乗して攻撃を仕掛けることが多い。Secure ComputingのAlperovitch氏によると、特に、バレンタインデーには多くの人が偽のグリーティングカードを開きやすいという。初期に最も幅広く感染したインターネットウイルスの1つである2000年の「I Love You」ウイルスも、人の心につけいる行為への抵抗の低さを餌食にした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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