「ゆうちょダイレクト」がEV SSL対応に--日本ベリサイン

ZDNet Japan編集部

2008-05-16 17:55

 日本ベリサインは5月16日、ゆうちょ銀行が同社のEV SSL証明書「ベリサイン グローバル・サーバID EV」を採用したと発表した。ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」で5月19日より運用を開始する。

 EV SSL証明書は、現行のSSLサーバ証明書の不備を解消するために、認証局(CA)とブラウザベンダーが共同で立ち上げた団体「CA/Browser Forum」が策定したもの。EV SSL証明書を導入しているインターネットサービスにアクセスすると、ブラウザのアドレスバーが緑色に変化。正規のサイトであることを利用者に分かりやすく伝える仕組みとなっている。

 対応ブラウザはWindows VistaのInternet Explorer 7(XPでも対応化)。Mozillaは今夏の登場が期待されるFirefox 3で、Operaは次期バージョンで対応予定。AppleのSafariは未対応となっている。

 VeriSignのVice President of MarketingであるTimothy L. Callan氏は4月、ZDNet Japanのインタビューに答え、IE 7とFirefox 3で「クライアント側のマーケットシェアを50%カバーできる」とコメント。加えて、「緑のアドレスバーが表示されたことで、トランザクション(オンライン取引)にどう影響があったのかを調査した。5社を対象に調査したのだが、5〜10%増えたのだ。これは、消費者が緑のアドレスバーを安全なWebサイトと判断する材料にし、トランザクションをここで行っても大丈夫だと認識している証拠だ」とも述べている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  2. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  3. クラウドコンピューティング

    調査結果が示す「Kubernetes」セキュリティの現状、自社の対策強化を実現するには?

  4. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  5. 運用管理

    AWSに移行することのメリットと複雑さ--監視ソリューションの導入から活用までを徹底解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]