米ヤフーのZimbraメールプログラムに問題--パスワード流出の危険性

文:Elinor Mills(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-09-30 11:51

 Zimbraクライアント経由で米Yahooメールにアクセスすると、パスワードがテキストとしてインターネットに流出する、とカナダのプログラマーが明らかにした。

 この問題は先週、ウォータールー大学で開催のYahoo University Hack Dayに参加のHolden Karau氏が偶然発見した。

 Karau氏は米国時間9月26日、「Yahoo Desktopで使われるYahoo imapサーバはSSLをサポートせず、パスワードがプレーンテキストで送信されていた」とブログで明らかにした。

 「これが何を意味するか?もし、YahooメールへのアクセスにZimbraを使っているなら、ほぼ間違いなくパスワードを変更する必要があり、(特に、無線を使っている場合)Zimbraの使用を直ちに止めるべきだ」(Karau氏)

 Karau氏は、自分のプレゼンテーションでYahooに問題を知らせたが、誰も心配していないようだった、とZimbraのフォーラムに投稿している。

 Zimbraの関係者がそのフォーラムの別の投稿で、「この問題は既にコードで対処されており、修正は次のリリースとなる」と書いている。

 Yahooの広報担当者は、問題を確認すると述べた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]