迷惑メール撲滅へ、JPCERTがブラジルと発信者の情報交換を開始

吉澤亨史

2010-01-12 12:05

 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)および財団法人 日本データ通信協会は1月8日、ブラジルとの間で迷惑メール発信者のIPアドレスなどについて1月より情報交換を開始すると発表した。

 インターネット上を流通するメールの約70%は迷惑メールといわれている。日本ではこの問題に対し、特定電子メール法の改正やフィルタリングなどの技術的対応を取っており、国内から送信される迷惑メールの割合は以前に比べて減少しているが、海外から送信される迷惑メールは依然として大きな課題になっている。

 日本データ通信協会では中国および香港と2007年12月から、台湾と2008年5月から迷惑メール発信者のIPアドレスなどの情報交換を開始している。これに次ぐ形で今回、日本着の迷惑メール送信国の上位であるブラジルとの間でも国際連携を進めていくため、ブラジルのインターネットセキュリティに関わる問題を取り扱う機関であるCERT.brとの間で迷惑メール発信者のIPアドレスなどの情報を交換することに合意した。日本側からの最初の情報提供は1月13日に行う予定だ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. セキュリティ

    ブラウザの可能性を Google Chrome Enterprise で追究、セキュリティ実現には?

  3. ビジネスアプリケーション

    NTTグループが17万ユーザーの決裁システムを抜本的に改革、プロジェクトの鍵を握るサービスとは

  4. ビジネスアプリケーション

    データリーダーが知っておくべき、AI活用の投資対効果を高める「実効性のある戦略策定」の進め方

  5. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]