「Safari」にJavaScriptの脆弱性--US-CERTが警告

文:Topher Kessler(CNET News) 翻訳校正:矢倉美登里、高森郁哉

2010-05-12 13:25

 米コンピュータ緊急事態対策チーム(US-CERT)が「Safari」に脆弱性を発見した。ハッカーはこの脆弱性を突くことで、ユーザーが悪意あるウェブページを訪問した際に、現行ユーザーアカウントの権限レベルで任意のコードを実行できるようになる可能性があるという。

 米国時間5月10日にUS-CERTのウェブサイトで概説されたこの問題は、SafariがHTML DOMのウィンドウオブジェクト参照を適切に処理できず、対応するウィンドウオブジェクトが削除されていてもDOMのウィンドウ参照の存在を許可するために起きる。残った参照ポインタは、JavaScriptでコードを実行するのに利用可能で、ユーザーにつけ込むのに悪用される可能性がある。この脆弱性をつくコードはすでに出回っているようだ。

 これまでのところ、この問題はWindows版のSafariで確認されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]