「Windows Server 2003」にバッファオーバーフローの脆弱性--DoS攻撃の被害に

吉澤亨史

2011-02-17 21:20

 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月17日、Microsoftが提供するサーバOS「Windows Server 2003」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

 Windows Server 2003のMrxsmb.sysにBrowser Electionメッセージの処理に起因するヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。悪用されると、アクセス可能な第三者からサービス妨害(DoS)攻撃を受けたり、任意のコードを実行されたりする可能性がある。脆弱性を使用した攻撃コードが公開されているという。

 現時点では対策方法は公開されていない。JVNでは、対策が公開されるまでの間、UDP137、UDP138、TCP445の各ポートへのアクセスを制限することで、脆弱性の影響を軽減できるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]