IBM、開発チーム向けの「Rational」ツールをアップグレード

文:Martin LaMonica(CNET News.com) 翻訳校正:尾本香里(編集部)

2006-06-06 12:17

 IBMは、開発チームの統括力と監督力を向上させる「Rational」ツールのアップグレードを、2006年6月中にリリースする予定だ。

 同社は米国時6月6日、「IBM Rational Software Development Conference 2006」において、開発者間の連携を促すスイート製品である「IBM Rational Team」バージョン7を6月末にも機能強化すると発表した。

 IBM Rationalのマーケティングおよび戦略担当バイスプレジデントRoger Oberg氏は、今回の刷新により、開発プロセスに関わる複数の人々が、より簡単に情報を集約したり共有したりすることができるようになると述べている。

 例えば、アクティビティ管理プログラム「IBM Rational ClearQuest」の最新版は、IBMの「Tivoli」プロビジョニングソフトウェアや、必要に応じてアプリケーションを統合するIBMのプログラムと緊密に連係するものだ。

 Oberg氏によると、同プログラムを用いれば、開発者およびテスターおよびプロジェクトマネージャーは、開発プロジェクトの進捗状況を監視できるという。

 同プログラムでは、どのコードがテスト済みなのか、どの要件をクリアしたのかといった情報が、一元的に管理される。

 「ClearQuestは、開発ライフサイクルの情報を保管しておく中央管理所だ。要件からテスト、開発記録まで、さまざまな情報を一箇所から管理できる」(Oberg氏)

 IBMはこのほかにも、多数のサードパーティ企業が、Rationalツール群との統合性が高いプログラムを開発していると発表した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]