サードウェアは7月10日、Linux向けのディザスタリカバリ、バックアップ用ミドルウェア「DRBD Plus」を同日より出荷すると発表した。
DRBD Plusは、豪Linbitが開発したLinux用ディスクミラーリングソフトウェア。オープンソースソフトウェア「DRBD」の上位互換製品で、ソフトウェア災害やハードウェア障害など、深刻なシステムトラブルに対して、速やかにバックアップシステムで処理を継続するために使用する。最大3台までのコンピュータのハードディスクにデータを同時に書き込むことができ、容量は最大16テラバイトまでをサポートする。
また、独自のチェックサムアルゴリズムを採用し、メタデータの最適化により、3台目は遠隔地に設置できる。同一構内で使う場合には、クラスタシステムのデータバックアップ用途で使用可能だ。
RedHat、SUSE LINUX、Fedora、OpenSUSE、Z-Linuxなど、さまざまなLinuxディストリビューションをサポートする。
価格は、初年度サポート料込みのDRBD Plus使用権が58万8000円、2年目以降サポート料が44万1000円。1ライセンスで、ミラーリングシステムを構成する最大3台までのコンピュータにインストールできる。