マイクロソフト、仮想化フォーマットの利用を自由に--OSPで公開

文:Martin LaMonica(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2006-10-18 13:23

 Microsoftは米国時間10月17日、自社の仮想化ファイルフォーマットをライセンスなしで無償公開することを発表する見通しだ。

 同社はブリュッセルで開催中の互換性関連カンファレンスにおいて、「Virtual Hard Disk(VHD)Image Format」仕様は第三者が商用ライセンス供与を受けずに利用できる、と語った。

 同仮想化技術は、Microsoftが9月に投入した「Open Specification Promise(OSP)」の条件下で公開されることになる。

 幹部らによると、この契約は特許関連で訴えないとするほかの約束と同様、開発者がMicrosoftの特許侵害を心配することなく、Virtual Hard Diskフォーマットをベースにしたソフトウェアを開発できるようにするものだという。

 Microsoftの相互運用性およびXMLアーキテクチャ担当マネージャーJean Paoli氏は、「これは、Microsoftが世界中の個人や組織と結ぶ個人的な約束で、VHD技術に含まれる特許技術の利用を許可するものだ」と語っている。

 Microsoftはこれまで、同技術をほかのソフトウェアベンダーに無償でライセンスしてきた。今回の新しいシステムでは、そのほかの企業や個人もMicrosoftと商用ライセンスを結ぶ必要がなくなると、幹部らは語っている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]