Microsoftは米国時間10月17日、自社の仮想化ファイルフォーマットをライセンスなしで無償公開することを発表する見通しだ。
同社はブリュッセルで開催中の互換性関連カンファレンスにおいて、「Virtual Hard Disk(VHD)Image Format」仕様は第三者が商用ライセンス供与を受けずに利用できる、と語った。
同仮想化技術は、Microsoftが9月に投入した「Open Specification Promise(OSP)」の条件下で公開されることになる。
幹部らによると、この契約は特許関連で訴えないとするほかの約束と同様、開発者がMicrosoftの特許侵害を心配することなく、Virtual Hard Diskフォーマットをベースにしたソフトウェアを開発できるようにするものだという。
Microsoftの相互運用性およびXMLアーキテクチャ担当マネージャーJean Paoli氏は、「これは、Microsoftが世界中の個人や組織と結ぶ個人的な約束で、VHD技術に含まれる特許技術の利用を許可するものだ」と語っている。
Microsoftはこれまで、同技術をほかのソフトウェアベンダーに無償でライセンスしてきた。今回の新しいシステムでは、そのほかの企業や個人もMicrosoftと商用ライセンスを結ぶ必要がなくなると、幹部らは語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ